「のぼり旗」は、日本の文化のようです。神社仏閣に行くと、赤い「のぼり旗」がたなびいています。例大祭などのお祭に行っても、また、相撲とか何かの興行があれば、必ず「のぼり旗」があります。

テレビを見ていると、戦国時代の戦闘シーンにも「のぼり旗」が使われています。調べてみると、平安時代以来、武士たちは軍容を誇示したり、自軍と敵軍との識別をおこなうために、「流れ旗」を軍団の象徴として掲げたようです。時代が下って室町時代になると、現代と同じ、ふたつの辺を旗竿に結びつけることで識別を容易にした「のぼり旗」が発案され、全国の武家へと徐々に広まっていった、ということです。

現代では、商用に用いられ、どのお店にも見られるものとなりましたし、バザーなどは言うに及ばず、とにかくどこに行っても、人を集める場所には「のぼり旗」があります。こうなると、やはりこれは日本の文化なのでしょう。

そうであれば教会にあってもおかしくないと、ハタとひらめきました。むしろ、旗がないのは何もしていない、というメッセージを送ってしまっているかも知れない。それならばというわけで、教会の前にこのような「のぼり旗」を立てることにしました。これによって教会はいつも開いている、あなたを招待している、という積極的メッセージを送ることが出来れば良いと考えています。